Тсуда Наоши, Х и его книга "Beginning of All about X"/すべての始まり　~エックスという青春~

[diary-of-Moonlight]

На форуме X Wonderland начали переводить книгу Наоши Тсуда - "Начало всего. Юность под названием Х". Ни книгу, ни имя автора, ни даже то, как выглядит обложка, я не узнала по названию. Стало интересно узнать.

Автор книги - Naoshi Tsuda ( 津田直士 ) (Его блог: by_far)

На его сайте можно почерпнуть многое о его работе с Х и Йошики. Кратко:
Тсуда Наоши родился в 1961 году.
В 1985м работает в компании CBS･SONY (нынешняя Sony Music Entertainment).
В 1987 знакомится с Х и становится со-продюсером 2 альбомов группы - "Blue Blood" и "Jealousy". Он проходит с группой весь период от неизвестности до мейджеровского дебюта и первых концертов в Токио Доме.
В 1992м он, видимо, также работает на записывающей компании Atlantic, с которой Х подписывают контракт. В этом же году Наоши становится композитором сингла Тоши "Bless You" (не уверена, т.к. на сингле написано - музыка： 小津一
В 1999м работает в новой мейджерской звукозаписывающей компании ExtasyJapan, основанной Йошики в 1999. Sony Music ——> ExtasyJapan (Japan Music Agency).
В 2002м принимает участие в продюсерских работах компании ExtasyJapan и Йошики (продюсирование Shiro и работа с Shizuka Kudo). Также осваивается с композиторством. В конце года принимает участие в продюс. работе Симфонического концерта Йошики, представляющего VIOLET UK.
Источники: tsuda-naoshi.com, bio

(+ небольшое интервью об Х и Йошики: www.mirai.ne.jp/~khty51/naoshi_tsuda/interview/... )

Ещё один интересный момент: к альбому X JAPAN "Art Of Life" (в лимитированном издании) прилагается буклет с вводным текстом, как выяснилось, написанным также Наоши Тсуда. В био этого не сказано, но, заглянув в конец буклета, я прочла, что со-продюсерами этого альбома были Х и именно он, Наоши Тсуда.
Текст:

о том, как сочинялась "Art Of Life"

３年前の夏を思い出す。
　冷房のきいたスタジオの一室で、ＹＯＳＨＩＫＩと僕と、シーケンサーとシンセサイザー。二週間以上続いた、曲のイメージ・スケッチ作りのある日、ＹＯＳＨＩＫＩがひとこと「これで、終り。」とつぶやいた。不意をつかれた感じだった。トータル３０分弱。終りはいつ訪れるのだろう、と思っていたところに、ピアノソロ後の後半部分が、意外に短く、終った。
　僕達は、静まりかえったスタジオの照明を暗くして、でき上ったばかりのイメージ・スケッチを、大音量で、聴いた。
　３０分は、あっという間だった。２人とも、しばらく声が出ない、という感じだった。
　才能あるアーティストが、作品を作る姿が好きだ。アーティストと作品の関係が、途方もなく濃くて、そのくせ、お互いにしっかり独立していたりする。「変？そうか、ここ変だよね。変えちゃおう」　…意外に、さらりと言える。
「わからない？えーっ？完璧だと思うけどな」　…すっきりと、自信がある。

　この作業をしていた頃、見ていて楽しかったのは毎日少しずつ、音をデータとして入れていく時の、その音とＹＯＳＨＩＫＩの関係だった。例によって完璧な譜面がある。それをＹＯＳＨＩＫＩが弾いていく。時々、あまりに複雑すぎて、彼自身、何を弾いているのか、わからなくなる。
「あれぇ？これ変なメロディだな。どうなってるのかな。譜面は間違ってないんだけど…」
それでも、とりあえず音を入れていく。整えて、全部を一斉に聴いてみる。
「すごいねー、ヨシキ。こうなってたんだ。これすごいよ」
「ね、いいでしょ？　ここは、これでいいよね」
で、次へ進む。

　たいていの音の並びは、聴いた途端にわかってしまうくらいの耳を持っている僕でも、作業中はその音の構造の複雑さに、めまいがする思いだった。それが、整った音として聴こえる瞬間が楽しかった。
　圧巻だったのは、ピアノソロだ。基本になるパターンを入れたあと、「インプロヴィゼーション（即興演奏）やるね」そう言って、ＹＯＳＨＩＫＩは世界に入った。顔の表情は、普段とさほど変わらない。けれど、流れ出る音には狂気が溢れている。
　完璧だった。
　あまり完璧だったので、そのプレイをそのまま本物に残した。だから、このＣＤで聴けるインプロヴィゼーションは、あの夏に、初めて、そしてたった一度だけＹＯＳＨＩＫＩが弾いたプレイだ。

こうしてでき上ったテープを、僕は何度も繰り返し聴いた。３０分とは思えなかった。感情が行方（ゆくえ）を失う瞬間は、どこにもなかった。

　それから半年後のドラム録りの後、さらに１年半の歳月をまたいで、ＨＥＡＴＨのベース、ＨＩＤＥとＰＡＴＡのギターが次々に録音され、ＴＯＳＨＩのヴォーカル録りもスタート、曲に生命（いのち）が宿り始めた。

　誰にもわからない、僕ひとりだけの大変な出来事は、その後、オーケストラのレコーディング中に、起きた。
　去年の１０月。ロンドンのアビーロードスタジオ。軽い風邪にかかっていた僕のマスク姿を見て笑い転げるＹＯＳＨＩＫＩ、音のチェックに余念のない、エンジニアのＲＩＣＨ、ガラスの向うには、総勢５６名のオーケストラと、指揮をするアレンジャーのＭＡＲＸ。

やがてレコーディングが始まると、僕は異変に気がついた。何か、異様な感覚が、僕を襲い始めたのだ。譜面を目で追い、オーケストラの加わった ART OF LIFEを聴きながら、僕は異様な感覚を理解しよう、と努めた。
　それは、いくつかの感情が重なった、心の震えのようなものだった。
　悲しみ、苦しみ、彷徨、絶望、そして、美……！
　素晴らしい曲を聴いて、魔法にかけられたように心が動かされることは、幾度となくあった。けれど、ここまでリアルで、しかも悲しみが核となった感覚を、僕は、今まで一度も味わったことがなかった。
　曲にこめられたＹＯＳＨＩＫＩの"想い"が、生きたまま、心を叩いてくるのだ。
　例えれば、病室で独（ひと）り、病いと闘い続けているような、重苦しい、感覚。記憶のすべてを辿（たど）り、想像できる世界のすべてを、探し求めるような、焦り。もがけばもがく程、狂気に近づいていく、恐怖と、その向うに見えかくれする、愛への期待、迷い。
　ＹＯＳＨＩＫＩは、これほどまでに、感情を、思いを、音に託（たく）すことができるようになっていたのか…。感嘆していた僕は、次の瞬間、その意味することの大きさに気がついて、息が止まった。
　"超えている！　僕の思い描いていたART OF LIFEを、僕の知らない形で、超えている……！"

　こうして、この日を境に、ART OF LIFEは僕にとって、ENDLESS RAINやSILENT JEALOUSYとは違った意味を持つ作品となった。過去の作品は、誕生から完成まで、僕の見える世界の中にあった。が、ART OF LIFEは違った。どうやらＹＯＳＨＩＫＩは、いよいよ僕の知らない領域に足を踏み出したようだった。
　ＹＯＳＨＩＫＩがここまで辿（たど）りつくことができたのは、「作る」のではなく、曲を「生む」道を選んだからに他ならない。
　何のために生むのか？　誰のために生むのか？
　自分はいったい何なのか？
そんな疑問と直面する苦しみとひきかえに、心の曲を生んできた、ＹＯＳＨＩＫＩ。
　「ねぇ、いい曲ができちゃった」
そんな言葉を聞くのが、大好きだった。

　このART OF LIFEも、やはり、そんな言葉で始まった。
　「津田さん、３０分くらいの曲ができそうなんだけど、聴いてくれる？」
１９９０年の、春のことだった。

１９９３.４.２　津田直士

Увы, я не могу всё это перевести на русский.

А 28 апреля 2009 года Наоши выпустил книгу об Х под названием "Subete no Hajimari ～X to Iu Seishun～"/すべての始まり　~エックスという青春~.

Иллюстрации из книги.

Комментарий автора о книге:

на японском

「僕の書いた本が、発売されました。」

Ｘ ＪＡＰＡＮがまだＸとして活動していた20年位前の、
輝きに満ちた４年間にわたる奇跡の日々を、共に闘い、
笑い、泣き、走り続けていた僕の記憶から、あたたかい
青春ストーリーとしてまとめた本です。

この一ヶ月、書きながら、本当にたくさん笑い、泣きました。
そして想い出だけではなく、執筆しながら改めて感じた、
あの頃始まった奇跡が今もなお、たくさんのファンに支え
られて続いている、という事実、それからエックスという
バンドとメンバーの、輝きに満ちたその本当の深い意味に、
深く感動しました。

読むと、あたたかく幸せな気持ちになれる、そんな本に
できた、と思います。よかったら、是非読んでみて下さい。
Он говорит, что писал эту книгу в течение месяца и испытывал разные чувства во время работы (даже плакал?) и решил закончить её потому, что вдохновлен возрождением легендарной группы и тем, что у Иксов есть так много поклонников. Он решил написать книгу о том, как всё начиналось, о борьбе Х в ранние годы на пути к славе. Книга наполнена и радостными, и горькими моментами, но получилась очень позитивной.
(с) message

Интригующе))
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Спасибо за перевод книги с японского yoshikiart.
X Wonderland, текст in English

Мой перевод книги
будет пополняться тут на русском.